この記事では
"老後2000万問題"
"新NISA"の活用法について解説します🤔
老後2000万問題についての間違い
この話の前提は、以下のとおり。
ちなみに、元となる数字は厚生労働省のデータです。
・夫65歳以上、妻60歳以上の無職夫婦がモデル。
・この夫婦の収入は、月20万9,000円。
・対して、支出は月26万4,000円。
・したがって、毎月約5万5,000円の赤字となる。
・この結果から、夫が95歳になる30年間で、約2,000万円が不足すると考えられる。
結局、
「支出26万円以上って、老夫婦にしては少し贅沢な暮らしでは?」
という意見が多数上がり、 この話は終息に向かいました。
とは言え、老後には2,000万円ぐらいは必要かも?
というイメージは、この話題をきっかけに何となく残りました。
この話の真偽はさておき…
実際に2,000万円の資産を作るには、どうすればいいのか。 その答えを知るため、3パターンの投資期間でシミュレーションしてみました。
結果は、以下のとおりです。
・54,000円×20年
・39,000円×25年
・29,000円×30年
・17,000円×40年
(毎月一定額を投資し、年率4%で資産が増えるものとして計算)
つまり、
・20年で2,000万円を作るなら、毎月5.4万円投資
・25年で2,000万円を作るなら、毎月3.9万円投資
・30年で2,000万円を作るなら、毎月2.9万円投資
・40年で2,000万円を作るなら、毎月1.7万円投資
今、20代の人は毎月2万円を新NISAに投資すれば2,000万円の資産を確保できるという計算になります。
ここまでで、毎月いくら投資すれば目標の2,000万円の資産確保の方法は分かったと思います。
次に
新NISAのルール5つ紹介します。
ルール①投資限度額は1,800万円まで
この金額を超えるとそこから生まれた利益から税金が引かれます。
例えば)2,000万円NISAで投資すると200万円限度額を超えているので、200万円が220万円に増えると利益の20万円から税金が引かれます。
ルール②限度額は入れたお金でカウント
例え)100万円が1年後に120万円になった。
残りの投資額は1,800万円一120万円❌
残りの投資額は1,800万円一100万円⭕️
投資から生まれた利益は投資限度額にカウントされません。
ルール③お金の出し入れは自由
緊急でお金が必要になることがあると思います。すぐ引き出すことは可能です⭕️
また、引き出した分投資限度額は元に戻ります。
ルール④年間投資限度額は360万円
ルール①で説明した投資限度額1,800万円ともう一つ、年間の投資限度額は360万円までと決められています。
ルール⑤NISAとは別物
新NISAはNISAとは別物と考えてもらって構わないです。NISAにいくら投資していても新NISAの投資限度額は変わりません。
まとめ
新NISAについて何となく理解して頂ければ嬉しいです。新NISAという言葉は聞いたことあっても、実際どうなんだろ?って思って た人も少なくないと思います。結論、早く始めるに越した事はないです。20代であればたったの1.7万円の投資で2000万円まで膨れ上がるので。時間をかけた投資の威力 とてつもないです。